父島のXmasを彩る。生成AIとプロジェクションマッピングによる空間演出
父島のレジェンドサーファーのひとり、チャンプ。
父島音楽愛好会が主催する恒例のクリスマスライブでは、チャンプさんが「チャンタクロース」として子供たちにお菓子を配るのが近年の名物となっています。
今年も愛好会会長より「フライヤーと舞台照明をお願い」とオーダーを受け、地域貢献の一環として、そして自身のクリエイティブの実験的な試みとして制作を担当しました。
■ Generative AI × Design
今年のビジュアルコンセプトは「チャンタ全面押し」。 ご高齢のチャンプさんが元気なうちにその姿を刻み込みたく、あえてインパクト重視の方向性にしました。
ベースとなる写真を生成AI「Midjourney」に学習させ、試行錯誤を繰り返しました。プロンプト調整に苦戦し「手で描いた方が早いのでは?」というAIあるあると格闘しながら、最終的にはPhotoshopでの微調整を経て、インパクトのあるビジュアルに着地させました。
■ VJ & Projection Mapping
今回はDJではなく、VJとして参戦。今年の会場となった地域福祉センターは、壁への釘打ちや床へのペグ打ちが一切できない場所。 「ガムテープで固定できるレベルの軽量さ」かつ「設営・撤収が容易であること」。この制約が逆にクリエイティブな発想を生みました。
前夜、友人とテーブルの上で紙を切り貼りしてシミュレーションを行う中で、構成が決定。 本番は布スクリーンをクリスマスツリーに見立て、余っていたロール紙や、カメラの円形レフ板を壁にテープで貼り付けることに。
■ Execution
本番当日は、深夜に作成した図面と映像素材をもとに設営。 フライヤーのAI画像を動画生成AIでアニメーション化させるなど、最新ツールを駆使して素材制作時間を短縮。照明のDMX制御も同期させ、設営から本番までをスピード感を持って完遂しました。
島内でのマッピング需要は限られるかもしれませんが、イベントにおける空間演出の効果は絶大です。 今後は高輝度プロジェクターの導入や複数台投影など、さらなるクオリティアップを図り、実用的なサービスとして提供していければと考えています。