CLIENT:公益財団法人東京都公園協会
ROLE:企画・運営 / 広報 / 上映技術統括 / 音響設計 / 作品キュレーション
TECH:300インチ特設スクリーン / 5.1chサラウンドシステム / 2スクリーン同時上映
【プロジェクト概要】 映画館のない小笠原・父島で、年一回開催される野外映画フェス。 かつて米軍統治時代に行われていた「野外映画上映」の文化を現代に引き継ぐべく、2019年に発足。空と海、自然に囲まれた大神山公園(お祭り広場)を巨大なシアターへと変貌させます。 当初は「環境教育」を主軸としたネイチャー系作品の上映会としてスタートしましたが、島民からの強い要望を受け、現在は環境テーマを残しつつエンターテインメント作品も取り入れた、島の夏の風物詩「小笠原サマーフェスティバル」の一環イベントとして定着しています。
【技術と演出へのこだわり】 「野外だからこそ、妥協のない視聴体験を」という信念のもと、上映環境の構築に注力。 発足時のオーダーであった「名一杯大きい画面」に応えるため、島の環境に合わせて機動性と耐風性を両立させた300インチ特設スクリーンを独自設計。現在はメイン・サブの2スクリーン体制で運営しています。 特に音響設計には力を入れており、野外ながら5.1chサラウンドを標準化。試行錯誤を重ね、2025年にはミニシアター構成にてスピーカー12基を用いた7.1ch上映を実現しました。
【作品キュレーション】 機材面が安定した現在、最も情熱を注いでいるのが「作品選定」です。 多い時には年間200本以上の映画を視聴し、島の空気感や客層、そして「環境への気づき」と「娯楽」のバランスを考慮してラインナップを決定しています。 野外上映の許諾(権利処理)はハードルが高く、希望作品の許可が下りないことも多々ありますが、クライアントとの信頼関係のもと、自由度の高い企画・選定を一任いただき、島でしか味わえない映画体験を追求し続けています。
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